ミラノ冬の風物詩(2)

パネットーネ

いよいよ年末も差し迫って参りました。この時期になると姿を現すのが「パネットーネ」と呼ばれる大きなパンケーキ。昔は各家庭で焼いていたそうですが、近年ではスーパーに行くとゴロゴロ売っているので買って食べるのが主流のようです。

パネットーネはクリスマス時期の伝統的なお菓子で、ミラノ発祥ということもあってかこの辺では年末の挨拶時の手土産なんかにも重宝されます。

パネットーネ

パンの中にはレーズン、オレンジピールなどのドライフルーツが入っているものが一般的です。我が家もそろそろ大掃除、来年に向けて家の片づけなんかをしていて、休憩の時に少しずつ頂いています。

イタリアでは年末年始の移動に厳しい規制が発令されました。カソリック大国のイタリアはもちろんヨーロッパでクリスマスは非常に重要なイベントはありますが、今年は穏やか?になるんでしょうか。

皆様もお気をつけて有意義なクリスマスをお過ごしください。

ミラノ冬の風物詩(1)

ムール貝

すっかり寒くなって魚介の美味しい季節になりました。イタリアは魚介の値段が高めで日本と比べると手が出にくいところがあるのですが、庶民の味方と呼べるようなムール貝が個人的に冬の風物詩です。

1キロで3ユーロほどなのでスーパーでも売り切れ続出のようです。

我が家では酒蒸しにして、お酒のつまみにして頂きます。

残った煮汁をつかって〆のパスタにするのがおすすめです。おつまみとパスタを同時に楽しめるのでお得感も抜群です。

イタリアの感染者も減少傾向にはありますが、これから本格的なクリスマスシーズンに入ってきて人の出入りは多くなりそうです。

ミラノこの冬の初雪

ミラノ雪
ミラノ雪

12月になった途端、初雪が降りました。地表を薄く白化粧させた雪は地面を凍らせ、本格的な冬の到来を告げています。

私は雪国と呼んでもいい北陸の出身なので、雪が降るとそれと共にいろいろな思い出が垣間見えて、年甲斐もなく嬉しくなります。世間一般の大人は雪が降ると嫌な思いをする人が多いのかもしれませんが、雪の静けさや寡黙なところが私の性に合っているのでしょう。

これは去年12月の写真です。このころにはまさか今年がこんな状況になるとは夢にも思っていなかったですが、今年はクリスマスマーケットもなし、人の出入り制限もあり、静かな師走となりそうです。

今年は例年にも増して家にいることが多そうなので、そういう中また雪でも降れば楽しそうだなとひっそりと願っています。

ミラノのお米屋さん

ミラノのお米
ミラノのお米

このところ急に冷え込みが厳しくなり、すっかり冬模様のミラノです。現在行われている外出規制は目的があり、それを明記した紙をもっていれば外にも出られるため春に行われたロックダウンほど厳戒なものではありません。

毎年この季節になるとお米を買いに行くのですが、今年はロックダウンが行われたこともあり、お米の消費も例年より多い年となりました。

ミラノの郊外にあるお米直売所のようなところにわざわざ行ってお米を買ってくるのですが、イタリアは貧しい人が飢えないようにパスタやパン、お米などは税率が低く、お米もこうゆうところまで行って買うと随分と安いので助かっています。ちなみに日本米25キロが25ユーロ(3000円ぐらい)。私は富山出身なのでお米にはわりにうるさいほうだとは思いますが、それなりにはおいしいお米です。

毎年思うのですが、こうして大量のお米を買うと「これで年が越せるなあ」としみじみ思います。ちなみにいつもお米を買いに行くところの情報も載せておきますね。

Riso Tarantola

住所:Via I° Maggio, 20088 Gudo Visconti MI

レオナルドダヴィンチ記念国立科学博物館

ダヴィンチ博物館サムネイル

イタリアでのコロナ感染者が一日4万人ほど過去最高となり、州ごとに規制は分かれていますが、外出規制、営業規制など、また多くの人が自宅待機を強いられる状況がしばらく続く模様です。

先日また新しい動画「レオナルドダヴィンチ科学博物館」をアップしました。

機械好きな男性にはお勧めの面白い博物館です。お楽しみください!