今年の抱負

LEONARDO BAZZARO

今回の写真はミラノのガッレリアディイタリアという美術館にある、LEONARDO BAZZARO作の絵画です。「祈り」というのがテーマのとても気に入っている一枚です。

こうして新しい年を迎えましたが、人間は苦難に立たされた際、シンプルな祈るという行動に回帰するのだとしみじみと感じる新年を過ごしています。

以前より興味はあったのですが、今年から買い付け代行サービスを行うことにいたしました。どんな商材の問い合わせがあり、専門用語などどんな対応が必要になるのか不透明な部分はありますが、今年はいろいろなことを学んでいきたいと思っています。

今年の抱負は「学び」です。貪欲にいろいろなことを学んでいければと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

ミラノこの冬の初雪

ミラノ雪
ミラノ雪

12月になった途端、初雪が降りました。地表を薄く白化粧させた雪は地面を凍らせ、本格的な冬の到来を告げています。

私は雪国と呼んでもいい北陸の出身なので、雪が降るとそれと共にいろいろな思い出が垣間見えて、年甲斐もなく嬉しくなります。世間一般の大人は雪が降ると嫌な思いをする人が多いのかもしれませんが、雪の静けさや寡黙なところが私の性に合っているのでしょう。

これは去年12月の写真です。このころにはまさか今年がこんな状況になるとは夢にも思っていなかったですが、今年はクリスマスマーケットもなし、人の出入り制限もあり、静かな師走となりそうです。

今年は例年にも増して家にいることが多そうなので、そういう中また雪でも降れば楽しそうだなとひっそりと願っています。

8月31日

 8月31日という一日は遠い昔を思い出させる。夏休みが終わる最後の一日。昔は夏休みの宿題を終わらせなくてはいけない暗く、憂鬱な一日だった。夏休みが始まった当初は永遠にも思えた暑く甘酸っぱい日々もあっという間に過ぎてしまい、つかの間の自由が途切れてしまう句切れの一日。気分は重く、学校が始まるというふさぎ込んだ思いを胸に無理やり宿題をしていたあの夏の終わりの1日。

 今にして思えば学校が始まることなんか大したことはなかったように思えるが、当時はそれでも世界の終わりを思わせた。かといって夏を有意義に過ごしたという記憶はないし、あらかた本を読んだり、ぼんやりと過ごしていたのだろうと思う。

 何事も終わりはやってくる。楽しいことも、つらいこともいつまでも続かない。

 もちろん終わりは何かの始まりでもある。何かしら良い出来事の始まりになればと思う。

イタリア再起動

イタリアもロックダウンが解除され、マスク着用、対人1メートル以上の距離を保つこと、と未だ規制はありますが、再起動に向けて街も人も動き始めています。

空港に友人を送りにいったのですが、椅子にも、地面にも距離を保つための工夫がされていました。

明日、明後日からは飛行機も飛び始めるようです。

久しぶりに街に出てみると、公園、通りにはほぼ昔と変わらないほど人で溢れていました。第二波が来るなどの噂もあってまだ外出を自粛している人も中にはいるようですが、こうして日常が戻ってきたのは嬉しいことです。

私はオペラ歌手ではありません

ミラノ大聖堂

イタリアの外出制限も少しずつ緩和されてきています。今週は雨がちで気温は低いのですが、段々とマスクを付けていると蒸し暑いなぁと感じるようになってきました。

昨日仕事で外出したついでにアジアンマーケット店にいくと「オペラ歌手かい?」と聞かれました。確かにイタリアにはオペラの勉強のためにミラノに来ている人も多いのですが、このところの引きこもり生活のおかげですっかり太ってきたのも事実です。

こうなると食べることや飲むことにどうしても楽しみが偏ってしまいますね。ちょっと真面目にダイエットでもしないとなと思った今日この頃です。