初秋の候

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このところのミラノはようやく気温も下がって、大気の中に秋の訪れをかんられる季節になってきました。

普段ならイタリアの社会も9月から忙しくなり、夏休み気分からの脱却に向けて重い腰を持ち上げてゆくころなのですが今年は静かな季節の訪れとなりそうです。

私のほうは今年書いていた小説がようやくまとまりそうで、今後はこのコロナ禍での情報発信にボチボチと取り掛かろうと思っています。

いずれにせよ今年の秋も自粛して家にいることが多くなりそうですが、過去の小説を連載させてもらっているサイトが第6回(半分)を迎えました。良ければぜひ読んでみてください。

小説「ある東京の愛」https://chikyumaru.net/?cat=303

皆様も引き続きご自愛されてお過ごしください。

コロナ禍のバカンス

イタリアもバカンスシーズンの真っ最中。イタリアでもコロナの影響でバカンスを自粛する人、そして旅行しても国内旅行がほとんどのようです。

イタリアでは夏は狂ったように海に行く人が多いのですが、今年は暑さを逃れるようにヴァッレダオスタ州のクールマイヨール、マッターホルン、アオスタを訪れました。フランス、スイスが近いこともあり、その文化融合を感じられる旅となりました。

イタリアでは現在でもマスクの着用は義務付けられており、罰金制度もあるため着用率は非常に高いです。コロナ禍ではありますが高級避暑地として知られるクールマイヨールは多くの人で賑わっていました。

クールマイヨールからほど近くにある有名な山「モンブラン」。西ヨーロッパ最高峰4807mとされており、写真中央に映っている旗がイタリアとフランスの国境。

こちらのゴンドラ「SKYWAY」で山頂まで行けるそうですが、往復52ユーロ、割に高いなぁ、天気も良くないしな、なんて悩んでいて、結局今回は昇りませんでした。

モンブラン

こちらは別の日のモンブラン。この季節は周辺をトレッキング、散歩するのが人気のようです。

crepes

crepesと呼ばれるチーズ、中にハムの入った料理。あとこの地方ではポレンタをよく食べるようですが山岳地域らしく肉料理も豊富でした。

モンブランと言えばスイーツを連想する方もいるとは思いますが、やはり栗の季節じゃないとないそうで、変わりにエクレアみたいなものを発見。

les cretes

あとこの地方を代表する有名なワイナリー「les cretes」を訪れました。フランスに近いこともありイタリアワインというよりはフランスっぽい香りが特徴的。

ここのシャルドネはイタリアを代表するほど上質なものとして知られています。旅の思い出として一本、ワインセラーの肥やしとさせていただきました。

暑中お見舞い

暑中お見舞い申し上げます。

コロナの中暑い日が続いているようですが、いかがお過ごしでしょうか。

あっという間に8月となってしまいましたが今年はコロナ禍の中、様々な変化を求められる一年となりました。

イタリアのほうは現在落ち着いてはおりますが、ヨーロッパでも引き続き感染対策が継続される見通しになっております。

コロナの第二波が猛威を振るう中ではございますが、くれぐれもお体を大切にお過ごしされるよう願っております。

令和二年 盛夏

イタリア再起動

イタリアもロックダウンが解除され、マスク着用、対人1メートル以上の距離を保つこと、と未だ規制はありますが、再起動に向けて街も人も動き始めています。

空港に友人を送りにいったのですが、椅子にも、地面にも距離を保つための工夫がされていました。

明日、明後日からは飛行機も飛び始めるようです。

久しぶりに街に出てみると、公園、通りにはほぼ昔と変わらないほど人で溢れていました。第二波が来るなどの噂もあってまだ外出を自粛している人も中にはいるようですが、こうして日常が戻ってきたのは嬉しいことです。

私はオペラ歌手ではありません

ミラノ大聖堂

イタリアの外出制限も少しずつ緩和されてきています。今週は雨がちで気温は低いのですが、段々とマスクを付けていると蒸し暑いなぁと感じるようになってきました。

昨日仕事で外出したついでにアジアンマーケット店にいくと「オペラ歌手かい?」と聞かれました。確かにイタリアにはオペラの勉強のためにミラノに来ている人も多いのですが、このところの引きこもり生活のおかげですっかり太ってきたのも事実です。

こうなると食べることや飲むことにどうしても楽しみが偏ってしまいますね。ちょっと真面目にダイエットでもしないとなと思った今日この頃です。